さたんの雑記

マイルとかホテルとか

オーストラリア国内線の乗り方3 ヴァージンオーストラリア編

カンタス編・ジェットスター編に引き続いて、ヴァージンオーストラリア編をお送りします。

www.hamptons-satan.com

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カンタスワールドと言っても良いであろうオーストラリア国内線業界で数少ないレガシーキャリアの1つがヴァージンオーストラリアです。ジェットスターもカンタス傘下ですからね、本当にこの国はカンタスワールドです。ANAでオーストラリアへ行くと、国内乗り継ぎ線はヴァージンオーストラリアが選択されますのでご存知な方もいるかもしれません。

予約

もちろんこちらの会社も、基本的にネットから予約することになります。カンタスとは異なり、日本に(自社便で)就航しているわけではないので、日本語対応はありません。連絡先として指定されるのはオーストラリア国内の電話番号のみです。

最低価格保証がありますが、結構条件が厳しくて使えないと思ったほうが良いです。

ネットからが基本とはいえ、公式HP以外でも購入できます。Expediaからでも予約できますし、そのほうが安いことも普通にあります。実際、自分もExpediaから日本円建てでHPより安く購入できました。いろいろな購入チャネルをチェックしなければならないのは面倒ですね・・・

預け入れ手荷物(受託手荷物)

ここはさすがにレガシーキャリアなので1つ23kgまでは無料で預けることが出来ます。受託手荷物枠を追加購入する場合は基本的にネットから手続きができます。ただし、自分のようにExpediaからチケット購入した場合はネットでは手続きが出来ず、(オーストラリアの)コールセンターに電話するように指示されました。当然英語なので手間でしたね・・・カウンターでの支払いだと70AUDですが、コールセンターで事前購入すると35AUDで済みました。

この預け入れ手荷物の重量チェックは結構厳格なようで、追加料金を支払っている人を見かけました。注意しましょう。

そのせいなのかはわかりませんが、シドニー空港でのヴァージンオーストラリアチェックインカウンターはかなり行列ができています。時間に余裕を持って空港へ向かいましょう。

持ち込み手荷物

機内に持ち込める手荷物サイズについては日本と同じサイズ、重さで共通しています。重量チェックされることがないことはカンタスと共通でした。

保安検査

保安検査は上に書いたカンタスの記事を参考にしてください。

機内サービス

ドリンクと軽食がいただけました。ごく簡単なものです。

降機後

荷物預ける人は結構いるのか、ナローボディー機だったにも関わらず出てくるまではかなり時間がかかりました。時間には余裕を持っておきましょう。

まとめ

基本はレガシーキャリアですが、「ちょっとケチなレガシーキャリア」という気持ちで臨むとちょうどいい感じなのかな、という印象でした。

 

オーストラリア国内線の乗り方2 ジェットスター編

前回のカンタス編に引き続いてジェットスター編です。

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ジェットスターは日本でもすっかり定着してきていますね。厳密に言うと国内線を運用するのはジェットスター・ジャパンなので別会社なんですけど,まあ正直同じですよね。

予約

多くのLCCと同様、基本的にネットから予約することになります。電話で予約することもできるのかもしれませんが,全く考えたこともなかったのでわかりません。ただし,電話で予約するとかなりの手数料を取られるような気がします。

オーストラリアでは日本と異なりクレジットカードでの支払いに手数料が足すことが認められています。そのため,当然のようにジェットスターのチケット購入にも支払手数料がかかりますが,1%程度と思っていたより良心的な設定でした。多くのホテルでは1.5%の手数料がかかりますからそれに比べるとマシです。オーストラリアのタクシーは相当上乗せしてくるのできちんとキャッシュを準備しておきましょう。

LCCだからと言っていつでも安いわけではないというのは気をつけましょう。座席指定などは有料で,必要に応じて追加料金を払うことになります。各プランをよく見て考えましょう。実際、自分が予約した際にカンタスと料金比較すると、手荷物を預ける料金込みで考えるとカンタスの方が割安となっていました。マイル加算の自由度などを考えるとカンタスも悪くないです。ただし,変更可能運賃にするのはレガシーキャリアよりもはるかに安かったです。そういう使い方もありだったかなと思ったりもします。

預け入れ手荷物(受託手荷物)

LCCの本領発揮です。有料になります。航空券と同時購入<チェックイン前にネットで購入<チェックインカウンターで支払いの順で高くなります。きっちり計画性を持って手荷物枠を購入しましょう。重さごとに細かく料金が区分されています。

持ち込み手荷物

機内に持ち込める手荷物サイズについては日本と同じサイズ、重さで共通しています。カンタスでは「特に保安検査でも搭乗口でも重さチェックされることはないです。大きさについては頭上の手荷物いれに入るなら問題ないと思います。」と書いたのですが、ジェットスターでは搭乗直前に重量チェックされることがあります。そのときに7キロを超えるとキッチリ追加料金が取られますので気をつけましょう。

保安検査

保安検査は上に書いたカンタスの記事を参考にしてください。

機内サービス

ドリンクと軽食がいただけますが、もちろん有料です。

降機後

荷物を預ける人は少なめなので、預けた手荷物が出てくるまでは早く感じました。

まとめ

初LCCだったので何が起きるのかちょっと不安だったのですが、自分は座席指定をしておいたこともあって特に変なイベントが起きることはありませんでした。ただし、手荷物の重量だけは気をつけましょう。追加料金が発生します。(本当はいつも気をつけなきゃいけないのですけどね・・・

オーストラリア国内線の乗り方1 カンタス編

オーストラリアにて国内線に乗る際に気付いた点を挙げてみます。

まず今回はナショナルフラッグキャリアであるカンタス航空についてです。

予約

多くの航空会社と同様、ネット・電話から予約することができます。電話で予約すると3000円の手数料がかかりますし、「予約部の日本語対応の営業時間は、土曜、日曜、祝日、年末年始を除く、午前9時から午後5時です。」だそうなので、素直にネットから予約しましょう。英語でよければ24時間対応してくれます。

カンタス航空はウォークアバウト・パスなるものを販売しているとHPには書いてあります。

style.qantas.jp

日本との往復チケットと同時購入すれば、オーストラリアの国内線1区間を10,000円~15,000円で追加できるという制度で、バラバラに購入するよりも(ブッキングクラスの割には)安く済みます。

話はそれますが、別切りで国内線を予約しようとすると、Red-E-dealという料金が基本的に最安値で出て来て、それを購入する人が多いと思います。ですが、これはブッキングクラスがかなり低めなのでカンタスのフリーケントフライヤーやBAのExecutive Clubにはマイル加算できますが、JALにはマイル加算できません。なので、できればこのウォークアバウト・パスを利用したいところです。

と思うのですが、予約画面をどう頑張って探してみてもウォークアバウト・パスなどという文字は見つかりません。どうしたらいいのかわからなかったので、電話でしか予約できないのかなーとか思ってカンタスにお電話して聞いてみました。

すると、ホームページにアクセスして、multi cityから予約すれば良いだけよ!とのお返事です。特別にウォークアバウト・パスという運賃表示がなされるわけではなく、複数都市を訪れるルートを入力すると自動的に適用されるスタイルなようです。

預け入れ手荷物(受託手荷物)

カンタス航空の国内線に乗る、という人の多くは国際線と通し料金(というかセット料金)で購入した方だと思います。そういった方にはもちろん国際線と同様の受託手荷物として30キロまで無料で預けることができます。またカンタスの国内線のみを別切りで購入した場合も23キロまでの手荷物を無料で預けることができます。当たり前のようですが、JetstarなどのLCCの存在感の大きいこの国ではこの点もありがたく思えてきます。

持ち込み手荷物

機内に持ち込める手荷物サイズについては日本と同じサイズ、重さで共通しています。ただし、特に保安検査でも搭乗口でも重さチェックされることはないです。大きさについては頭上の手荷物いれに入るなら問題ないと思います。

保安検査

保安検査は飛行機乗るのを億劫にさせる大きな要因だと思います。自分なんかは安心感があって良いと思う派なんですが。ホームページに国際線については詳しく記載されていたのですが、国内線についてはあまり記載がなくてどういうものなのかなとちょっと不安でした。

刃物類がダメなのは当然ですが、液体類は大きさに関係なくOKでした。ただし、日本の製品はこれは何だと聞かれることはあります。説明すれば許してもらえることがほとんどなはずなので頑張って説明しましょう。

あと、日本の感覚とずれる点としては、搭乗券がなくても保安検査を通過できます。なので、搭乗口付近でお別れの挨拶をしている光景をよく見かけます。これは興味深かったですね。

搭乗

特に変わったことはありません。普通に乗ります。

機内サービス

ドリンクと軽食がでます。長距離線には乗ってないので長距離線でも変わらないのかはわかりません。

降機後

バゲッジクレームは(自分の行った)どこの空港も非制限エリアにありました。

まとめ

全体的にレガシーキャリアの安心感でいっぱいです。ウォークアバウト・パスをうまく使えれば周遊も簡単でしょう。

ヒルトンHオナーズがヒルトンオナーズへ

ここ数年は各ホテルプログラムがそれぞれのロイヤリティプログラムを変更する流れが来ていますが,ヒルトンも例外ではなかったようです。

ヒルトンホテルグループはいままで世界共通プログラムとして,「ヒルトンHオナーズ」という名前のプログラムを展開していました。この詳細については以前まとめました。

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今回,このプログラムに変更が加えられることが発表されました。主な変更点として挙げられている点は以下のとおりです。

  • 名称変更
  • ポイント&マネー特典がフレキシブルに
  • ポイントの共有が可能に
  • ポイントの「アマゾン」での利用が可能に
  • ダイヤモンドメンバーの権利の1年延長

それぞれ現状わかっている範囲で詳しく見てみましょう。

名称変更

ヒルトンHオナーズからヒルトンオナーズに名称が変更となります。まあ1文字抜けただけなんですが,英語での表記だと"Hilton HHonors"から"Hilton Honors"に変わって,Hが減った感があります。ただ,もともと3つもHがあったので別に減ったところで違和感ないですね。HPではHonors表記に変わっていますが,グーグル検索ではまだ「Hilton HHonorsではありませんか?」と表示されます。

ポイント&マネー特典

ポイント&マネー特典に変更が加わります。いままでは,各ホテルごとにカテゴリーが設定されており,決まったポイント数と料金を支払うこととなっていました。たとえば,ヒルトン小田原リゾート&スパでは28000ポイントと12970円というかたちです(厳密にはドル建てでの設定なのでマネー部分は為替の影響を受けます)。28000ポイントに足らない場合は残りの分をきっちりポイント購入して,補う必要がありました。

それが2月下旬から,5000ポイント以上1000ポイント単位で利用できることになります。これが料金的な意味で良い方向への変更かどうかはかなりあやしいですが,ポイントの利用ハードルは格段に下がることになりますね。詳しい必要ポイント数などはわかっていないので,ポイントがふんだんにある方は,もしかしたら制度変更前に予約してしまう方が良いかもしれません。

ポイントの共有

ポイントの「共有」が4月以降に可能になるようです。正確には共有ではなく,ポイントを複数人で出し合って特典に利用することができるようになるようです。「家族マイル」みたいな感じですかね。ヒルトンの方は,友人同士でも出来るようなので,より使いやすくなるかもしれません。世界的に考えると「家族」をがんばって定義するよりは誰とでも組めるように制度づくりするほうが楽なのでしょう。

ポイントの「アマゾン」での利用

これについては7月以降にできるようになるのですが,レートもよくないでしょうし,アメリカのみという展開もありえますので期待薄です。

ダイヤモンド会員権1年延長

ダイヤモンド会員は,1度だけ権利をもう1年延長できるようになるようです。これはすべてのダイヤモンド会員というわけではなく,過去に3年以上(ただし連続でなくても良い)ダイヤモンド会員であったことのある会員の中で,250泊以上または500,000 base pointの獲得歴のある人のみ対象です。対象になる人は限られるでしょうが,十分特典としては大きいですね。それにしても3年で250泊・・・

まとめ

ハイアットなどのプログラムの変更と比べるとマイルドな変更になりそうですが,詳しい部分をさらにきちんと見ていく必要がありそうです。

楽天期間限定ポイントの使いみち

結構多くの人が使っているであろう,楽天。Rポイントカードが導入されて以降は実店舗で発行・利用することも出来るようになり,ネットショッピングをする人もしない人も縁があるようになってきました。

実店舗で使う人にはあまり関係ないかもしれないですが,楽天系のグループを利用して貯まるポイントには

  • 通常ポイント
  • 期間限定ポイント

の二種類があります。通常ポイントはその名の通り実店舗などで貯まるポイントで,有効期限は最後に増減があってから1年間です。定期的に利用していれば無期限ということになりますね。

一方,今回のテーマである期間限定ポイント。これは結構曲者で,付与から利用まで1〜2ヶ月ほどのポイントです。楽天市場のキャンペーンであったり,楽天カード系のキャンペーンなどで付与されるポイントは基本的にこちらになります。この期間限定ポイントは,有効期限が短い・延長されないだけでなく,利用方法にも制限があります。まずはその制限についてみてみましょう。

  • Edyへの交換は不可
  • ANAマイルへの交換は不可

個人的にこの2つ以外に楽天のポイントを使ったことはなかったので,一瞬で使うすべを失った感じがしました。

とりあえず,ポイント移行という手段が封じられたので,方法は

  • 実店舗で使う
  • 楽天系のサービスで使う

の二択に大きく分けられます。どちらにせよ,ポイント利用時に期間限定ポイントから消費されるという点は良心的です。

実店舗で使う,という方から考えると,使えるお店のリストは以下のリンクから。

point.rakuten.co.jp

自分の生活の中で利用する店舗はミスタードーナッツか,大丸百貨店くらい。ドーナッツで1食分ちょっと食べるか,大丸でケーキかお惣菜でも買って帰るか,とか考えてみたものの,どちらもタイミングよく行くことはなく,うまくいかず。

じゃあ楽天系のサービスで良い物ないのかなーとか思ってサービス一覧みたいなのを見ていると,楽天totoとかいう文字列を発見。どうせなくなるならいつもは絶対にやらないこういうものに手を出してみるのもいいかなーとか思ってポチポチクリックすると,ポイントは利用できないとのこと・・・うーん,なかなかうまくいかないですね。

つぎに気になったものは楽天showtime。動画配信サービスですね。これならポイント使える!よし!って思って買い物かごに入れるも,エラー表示が現れました。ちょうどそのアクセスしていたタイミング,海外にいたんですよね。「このサービスは日本国内でのみご利用いただけます」とのこと。Amazon PrimeのPrime Videoも日本からのアクセスじゃないと見れませんからね。仕方ないです。

他にはないのかなーと見てみると,

  • ふるさと納税
  • 楽天トラベル
  • 買うクーポン
  • デリバリー
  • 写真館

などがありますが,自分とはちょうどタイミングが合わないサービスが多い・・・

ということで諦めて,楽天市場で商品券を購入することにしました。ちょっと価値が下がってしまうところが悔しいですが,最終的な使いやすさは大きいです。

まとめとしては,楽天の期間限定ポイントの使いみちはさほどフレキシブルではないので,計画的に消費していく必要があります。ってところですね。

全豪オープンテニスのチケットについて

本日いよいよテニスの4大大会の初戦,全豪オープンの男子シングルス決勝戦ですね。フェデラー対ナダルです。決勝がこの組み合わせになるとは誰が予想したでしょうか。全豪オープンの観戦チケットにはいろいろな種類があるのでまとめてみました。

まず,全豪オープンには大きく分けて4種類のコートがあります。

  • ロッド・レーバー・アリーナ
  • ハイセンス・アリーナ
  • マーガレット・コート・アリーナ
  • その他のコート

です。これらの名前の付いているアリーナは3つとも屋根があります。3つも屋根があるコートがある大会って他にはないです(多分)。そしてこの記載した順に知名度・注目度の高い選手が割り当てられる事になっています。実際に誰が割り当てられるかは前日にならないとわかりません。そもそも誰がランキング何位になるか(=トーナメントの組み合わせ)は直前にならなければわかりませんし,2回戦以降は誰が勝つかわからないので当たり前ですね。有名選手の試合が見たい場合はロッド・レーバー・アリーナに見に行くと良いです。ただし,オーストラリア人選手は多少ランキングが低くてもロッド・レーバー・アリーナに割り当てられることがありますので,そういった認識はもっておいた方ががっかりしなくて済みます。

さて,チケットについてですが,

  • ロッド・レーバー・アリーナ
  • マーガレット・コート・アリーナ

は全席座席指定です。逆に,これ以外のコートは,ハイセンス・アリーナを含めて自由席です。なので,

  • ロッド・レーバー・アリーナの座席指定券
  • マーガレット・コート・アリーナの座席指定券
  • 会場入場券「グランドパス」

の3種類に分けられます。座席指定券には会場入場券が(もちろん)ついてきます。さらに,座席指定券はデイセッションとナイトセッションの2つに分けられているので,

  • ロッド・レーバー・アリーナのデイセッションの座席指定券
  • ロッド・レーバー・アリーナのナイトセッションの座席指定券
  • マーガレット・コート・アリーナのデイセッションの座席指定券
  • マーガレット・コート・アリーナのナイトセッションの座席指定券
  • 会場入場券「グランドパス」

の5種類ともいえますね。ハイセンス・アリーナは自由席なので,グランドパスでも十分楽しむことは出来ますし,1〜2回戦などでは有名な選手が通常のコートで試合を行うことすらあります。ロッド・レーバー・アリーナの座席指定券があればもちろんトップ選手の活躍を見ることが出来ます。

注意点はいくつかあります。

まず,ナイトセッションの座席指定券では17時まで会場に入ることが出来ません。それ以前に入場したい場合はグランドパスもあわせて購入しておくことが必要です。逆に,デイセッションで朝入場しても,夕方に追い出されるということはありません(指定席の権利はナイトセッションの人に移りますが)。

あと,グランドパスについても数に限りがあります。混雑する土日などに行く場合は当日にチケット買えばいいかーとか思っていると会場に入ることすらできません。全豪オープンのグッズはいろいろなところで売っていますが,一番種類が揃っているのはやはり会場内のショップになりますので入っておきたいところです。

チケットの公式購入はticketekというサイトで行われ,10月頃にスタートします。

Ticketek Australia

ここから予約すると,ネットで自分の座席を選んで購入することができるので,エージェントに頼んだりするよりも自分の希望するエリアの座席を購入できます。テニスの試合は横から見たいという人もいれば,斜めから見たい人,真後ろから見たい人など希望の座席は様々だと思います。これくらい値段を追加すればこんなに前の列が取れる,といったことも見ながらできるので,これがおすすめです。

ちなみに,会場に入ると,芝生エリアに寝っ転がりながら大きなモニターで観戦したりすることもできて,飲み物・食べ物もある程度お店があるので入るだけでもかなり楽しめます。ハイセンス・アリーナにも入れますしね。みんなハイセンス・アリーナ行くんじゃないの?それで席開いているの?とか思う人もいるかと思いますが,結構出入りは多くあるので,「辛抱強く」待てば入れます。ただし,出入りが激しい分,持ち込まれる飲食物の量も半端ではなく,席の周りにはゴミがかなり散らかっていますので覚悟してください。その点,ロッド・レーバー・アリーナやマーガレット・コート・アリーナでは席と同じ数の人しか入らないので座席周りはきれいに保たれています。案外こういうところに違いが出るのだなあと感じました。

いろいろ話はずれましたが,会場に入ればとにかく楽しめます。有名選手がすぐそこに見えるんです。タイミングよくメルボルンを訪れる方はぜひ全豪オープンテニスへいってください。

ANA879便:羽田-シドニー エコノミークラス搭乗記:搭乗編

ANA879便、羽田発シドニー行きは22:10分発です。ANAは24時間前からオンラインチェックインが出来るので前日の22時にはパソコンの前にスタンバイしていました。少しでも良い席を取れるといいなあ、ということでしたが結果は良い席は取れずじまい。今回の旅は10時間耐え続けることが決定です。

さて、当日です。羽田からの出発なので出発時刻の40分前である21:30までに手荷物を預ければよいことになっています。どうしてもその日にしか都合がつかなかった予定を夕方にこなしてから自宅へ帰り、それから空港に向かいましたがそれでも十分余裕がありました。

連れがいるときは2時間以上前の都合良い時間帯に待ち合わせしたりするんですが、今回は1人ということもあり、それに比べると結構ぎりぎりを攻めてしまいました。

カウンターで手荷物を預けてサクッとセキュリティも通過しました。カウンターで今日の便ってどれくらい空いているんですか?と聞いてみたところ,「かなり混雑していますね・・・空席で残っているのは2席のみです。」とのこと。おそらく1年の中でもかなり上位に食い込むレベルの混雑なのでしょう。

今回の搭乗口は108Aです。セキュリティから比較的近いですね。

予定通り21時45分には搭乗が開始となり,ダイヤモンドメンバーから順番に搭乗していきます。途中,ANAの社員の付き添いありで搭乗している方を見かけました。VIPというやつですかね。外見的に見覚えもなく,とくに背が高いとか体格が良いとかの特徴もない方だったのでどういう方面の人なのかはわかりませんでした。

特にゲートピンポンがあるわけでもなく,普通にもともとの座席に搭乗です。ビジネスから埋まっていくタイプの混み方だったので,当然ですね。

787-9のエコノミークラスは3-3-3の配列です。これって一緒のグループでもばらばらになってしまう人が続出してしまいますよね。仕方ないんですけど。自分は中央の3席の通路側を確保しておきました。中央の3席なら,ど真ん中の人がトイレ行くときも反対側から出ていってくれるかなという読みで選んでいました。

実際に席についてみると隣の方は白人の女性の方。スリムな方でラッキーです。この方,旦那様(らしき人)と前後に座っていて,時折会話なさっていました。こんなロングフライトで前後になってしまうと結構つらいですよね。

「セットスライドバー」のアナウンスを実際に初めて聞いて,ある種の感動を覚えつつの出発です。離陸まで特に待つこともなく,スムーズな出発でした。

今回のフライトは台湾ベースのクルーがいました。自分の列にも何度か来ていましたが,流暢な日本語を喋る方でしたね。そういう需要は大きいんでしょうか。シドニー線は日本人の渡航か,オーストラリア人のスキー需要がメインだと思っていましたが。とにかくANAはアジア系の乗り継ぎ需要を意識してはいますよね。 

サマータイム導入時のシドニーと日本には2時間の時差があって,日本にいるときよりもその分早寝早起きしなければならないことになります。出発の時点で現地時間では0時を回っていますので,現地で少しでも元気に活動するためにもさっさと寝るのがいいのですが,ANAのシドニー行きは出発後に夕食が出ます。エコノミーとプレミアムエコノミーあわせると200席を超えるので,てきぱきと配っていてもとても時間がかかります。自分が食事をもらったのは日本時間の23時半頃でしたし,回収は0時をまわっていました。個人的には軽食でさらっと流してもらえるほうが助かったかなという印象です。

食事の内容については,ANAのホームページを参考にしてください。選択肢は海鮮ちらし丼か,チキンの煮込み・ビーンズソースの二択でした。チキンの煮込みを頂きましたが,結構美味しかったです。

https://www.ana.co.jp/int/inflight/guide/pdf/201612/hnd_syd_y_201612_m.pdf

いつもなら映画を見ることも多いのですが,今回は深夜便で,かつシドニーに着いてから結構活動する予定なので食後は寝ます。この機材は787-9の中でも比較的新しいリージョナル仕様でしたが,バックシェルタイプではなく,普通に倒れるタイプのシートでした。こういうときに倒すのが苦手なのでバックシェルタイプが好きなんですけど残念です。リージョナル仕様でない787-9もこのタイプでしたっけ?

食後自分がトイレに立つと,隣の席の白人女性も席を立っていました。その人が戻ってくると,娘が後ろにいるからそっちに座るわ!と言って後ろに行ってしまいました。よくわからないですがラッキーです。結局着陸まで隣の席は空席のままでした。おかげさまで広々とスペースが使えて(比較的)よく眠れました。

軽食のサンドイッチもそこそこ美味しかったのできっちりいただきました。

着陸前,トイレに行こうと最後尾まで行ったところ,41列目と42列目,つまり最後尾の中央3席DFG席が空いていました。リージョナル用の787-9は本来もう少し飛行時間の短い路線用の機材なのでクルー用のスペースが削られていて,そのために使うのかな,とか考えたんですけど誰か事情をご存知の方がいれば教えてください。

シドニー・キングスフォード・スミス空港には現地時間の9時30分頃に着陸しましたが,駐機場がまだ空いていないとのことで20分ほど待たされることに。前回もこうなったので,比較的こうなることは多いのだと(勝手に)思っています。

入国審査は結構並んでいましたが,電子審査のレーンでスムーズに通過できました。日本に来る外国人の大変さをどうにかしたほうがいいのではないかと感じる場面ですね。

手荷物が出てくるのにはかなり時間がかかりました。入国審査に時間がかかればなんとも思わなかったのでしょうが,さらっと通過できてしまったのでね。ただし,ここについてはANAの管轄ではなくシドニー空港のハンドリングの問題だと思われるのでしょうがないですね。

全体としては隣が結果的に空席だったことがかなり大きく,快適なフライトでした。