さたんの雑記

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ANA879便:羽田-シドニー エコノミークラス搭乗記:搭乗編

ANA879便、羽田発シドニー行きは22:10分発です。ANAは24時間前からオンラインチェックインが出来るので前日の22時にはパソコンの前にスタンバイしていました。少しでも良い席を取れるといいなあ、ということでしたが結果は良い席は取れずじまい。今回の旅は10時間耐え続けることが決定です。

さて、当日です。羽田からの出発なので出発時刻の40分前である21:30までに手荷物を預ければよいことになっています。どうしてもその日にしか都合がつかなかった予定を夕方にこなしてから自宅へ帰り、それから空港に向かいましたがそれでも十分余裕がありました。

連れがいるときは2時間以上前の都合良い時間帯に待ち合わせしたりするんですが、今回は1人ということもあり、それに比べると結構ぎりぎりを攻めてしまいました。

カウンターで手荷物を預けてサクッとセキュリティも通過しました。カウンターで今日の便ってどれくらい空いているんですか?と聞いてみたところ,「かなり混雑していますね・・・空席で残っているのは2席のみです。」とのこと。おそらく1年の中でもかなり上位に食い込むレベルの混雑なのでしょう。

今回の搭乗口は108Aです。セキュリティから比較的近いですね。

予定通り21時45分には搭乗が開始となり,ダイヤモンドメンバーから順番に搭乗していきます。途中,ANAの社員の付き添いありで搭乗している方を見かけました。VIPというやつですかね。外見的に見覚えもなく,とくに背が高いとか体格が良いとかの特徴もない方だったのでどういう方面の人なのかはわかりませんでした。

特にゲートピンポンがあるわけでもなく,普通にもともとの座席に搭乗です。ビジネスから埋まっていくタイプの混み方だったので,当然ですね。

787-9のエコノミークラスは3-3-3の配列です。これって一緒のグループでもばらばらになってしまう人が続出してしまいますよね。仕方ないんですけど。自分は中央の3席の通路側を確保しておきました。中央の3席なら,ど真ん中の人がトイレ行くときも反対側から出ていってくれるかなという読みで選んでいました。

実際に席についてみると隣の方は白人の女性の方。スリムな方でラッキーです。この方,旦那様(らしき人)と前後に座っていて,時折会話なさっていました。こんなロングフライトで前後になってしまうと結構つらいですよね。

「セットスライドバー」のアナウンスを実際に初めて聞いて,ある種の感動を覚えつつの出発です。離陸まで特に待つこともなく,スムーズな出発でした。

今回のフライトは台湾ベースのクルーがいました。自分の列にも何度か来ていましたが,流暢な日本語を喋る方でしたね。そういう需要は大きいんでしょうか。シドニー線は日本人の渡航か,オーストラリア人のスキー需要がメインだと思っていましたが。とにかくANAはアジア系の乗り継ぎ需要を意識してはいますよね。 

サマータイム導入時のシドニーと日本には2時間の時差があって,日本にいるときよりもその分早寝早起きしなければならないことになります。出発の時点で現地時間では0時を回っていますので,現地で少しでも元気に活動するためにもさっさと寝るのがいいのですが,ANAのシドニー行きは出発後に夕食が出ます。エコノミーとプレミアムエコノミーあわせると200席を超えるので,てきぱきと配っていてもとても時間がかかります。自分が食事をもらったのは日本時間の23時半頃でしたし,回収は0時をまわっていました。個人的には軽食でさらっと流してもらえるほうが助かったかなという印象です。

食事の内容については,ANAのホームページを参考にしてください。選択肢は海鮮ちらし丼か,チキンの煮込み・ビーンズソースの二択でした。チキンの煮込みを頂きましたが,結構美味しかったです。

https://www.ana.co.jp/int/inflight/guide/pdf/201612/hnd_syd_y_201612_m.pdf

いつもなら映画を見ることも多いのですが,今回は深夜便で,かつシドニーに着いてから結構活動する予定なので食後は寝ます。この機材は787-9の中でも比較的新しいリージョナル仕様でしたが,バックシェルタイプではなく,普通に倒れるタイプのシートでした。こういうときに倒すのが苦手なのでバックシェルタイプが好きなんですけど残念です。リージョナル仕様でない787-9もこのタイプでしたっけ?

食後自分がトイレに立つと,隣の席の白人女性も席を立っていました。その人が戻ってくると,娘が後ろにいるからそっちに座るわ!と言って後ろに行ってしまいました。よくわからないですがラッキーです。結局着陸まで隣の席は空席のままでした。おかげさまで広々とスペースが使えて(比較的)よく眠れました。

軽食のサンドイッチもそこそこ美味しかったのできっちりいただきました。

着陸前,トイレに行こうと最後尾まで行ったところ,41列目と42列目,つまり最後尾の中央3席DFG席が空いていました。リージョナル用の787-9は本来もう少し飛行時間の短い路線用の機材なのでクルー用のスペースが削られていて,そのために使うのかな,とか考えたんですけど誰か事情をご存知の方がいれば教えてください。

シドニー・キングスフォード・スミス空港には現地時間の9時30分頃に着陸しましたが,駐機場がまだ空いていないとのことで20分ほど待たされることに。前回もこうなったので,比較的こうなることは多いのだと(勝手に)思っています。

入国審査は結構並んでいましたが,電子審査のレーンでスムーズに通過できました。日本に来る外国人の大変さをどうにかしたほうがいいのではないかと感じる場面ですね。

手荷物が出てくるのにはかなり時間がかかりました。入国審査に時間がかかればなんとも思わなかったのでしょうが,さらっと通過できてしまったのでね。ただし,ここについてはANAの管轄ではなくシドニー空港のハンドリングの問題だと思われるのでしょうがないですね。

全体としては隣が結果的に空席だったことがかなり大きく,快適なフライトでした。