SPG(Starwood Preferred Guest)はホテルチェーンのロイヤリティプログラムのなかで航空会社のマイレージ制度との相性が良い、ほぼ唯一のプログラムです。そのランク制度と特典をまとめました。
SPGの概要
SPG、Starwood Preferred Guestはプログラムの名前自体は知名度低めですが、有名な11のブランドを抱えています。
比較的高級なホテルが多めのラインナップとなっていますね。実際自分もSPGでホテルを探そうとするとちょっと高めになることが多い印象があります。
SPGのランク制度
SPGにはプリファード、ゴールド、プラチナの3ランクがあります。 それぞれのハードルは
プリファード:入会時の平会員
ゴールド :10滞在または25泊
プラチナ :25滞在または50泊
となっています。滞在数で攻めるほうが楽ですね。あと、SPGは公式の基準ではホテルの利用額がいくら多くても宿泊数が多くないとランクが上がらない仕様となっています。実際は1泊あたりor1滞在あたりの利用額が多い客には個別にステータスを付与しているようですが、ほとんどの人には無縁ですね。
SPGのランクごとの特典
プリファード
- 1ドルあたり2スターポイント
- ブラックアウト日なしの無料宿泊特典
- 無料Wi-Fi
- ボトル入りウォーター
- 会員限定料金
SPGもIHGと同様、会員限定料金が最安値であることがほとんどとなっています。
ゴールド
プリファード会員の特典に加えて、
- 50%ポイント加算
- 客室アップグレード(空室状況による)
- 250スターポイントまたは無料ドリンク
- 16時までのレイトチェックアウト
50%ポイント加算とアップグレードはうれしいですね。平会員の次とはいえクリア条件はやさしくはないですし、こんなもんとも言えますが。
プラチナ
ゴールドの特典に加えて、
- 予約保証
- 客室アップグレード(スタンダードスイートを含む)
- 500スターポイントまたはコンチネンタルブレックファスト
- ラウンジアクセス
- 50泊、75泊、100泊達成時に更なる特典
ラウンジアクセスが確実につく点はありがたいですね。泊数で特典を用意していて、際限なくお金を使うようにうまくシステムが作られています。
まとめ
SPGはロイヤリティプログラムの特典がとても充実している、というわけではありませんね。項目として列挙してしまうとあまり魅力的なプログラムとして見えないかもしれません。
しかしながら、SPGの最も大きなメリットは航空会社のマイレージへのポイント移行制度です。そのために、過剰すぎるベネフィットを削っていると捉えると納得かもしれません。ポイント制度については次回。