さたんの雑記

マイルとかホテルとか

ヒルトン・オナーズ ポイント&マネー新制度について

2017年に入って、ヒルトンHオナーズがヒルトン・オナーズへと名称が変更、それに伴いポイント利用がフレキシブルになります。

www.hamptons-satan.com

その第一弾として、ポイント&マネー特典が、この3月1日より「利用しやすく」変更になりました。その内容についていろいろ調べた結果をメモ。

事前にヒルトンから発表されていたこととしては、

  • 5000ポイント以上1000ポイント単位での利用が可能に
  • アワードのカテゴリ制を廃止(ホテル毎に個別レートに)
  • スタンダードルームの必要ポイントの上限は据え置き

といったあたりです。これだけ聞くといい感じですね。

実際のところ、どう変わったのか見てみましょう。

ポイント&マネーの料金設定

とりあえず、一番の関心どころであった、ポイント&マネーについてです。伝わる人には伝わるような表現をすると、全額キャッシュで払う場合と、全額ポイントで支払うような場合が「リニア」に変化するようになりました。どういうことか見てみましょう。

ヒルトン成田で3/19から一泊する予約を入れようとすると、

一番安いHILTON QUEENがスタンダードレートで20000円++(24192円)、全額ポイント利用の場合20000ポイントが必要です。ちょうど1ポイント1円というレートになりますね。

ではポイント&マネーを利用しようとするとどうなるか、試しに5000ポイント利用する設定にしてみると、、料金は15000円++(18144円)になります。同様に10000ポイント利用すると料金は10000円++(12096円)、15000ポイント利用すると料金は5000円++(6048円)になるんです。

そう、つまり全額ポイント利用した場合のポイント単価が維持されます。全額ポイントで支払う場合と比べて、全体のうち何パーセントがポイントで支払われたか計算され、その残りの割合の料金が請求されるシステムとなっています。

全額キャッシュの場合のレートと、全額ポイントの場合のレートだけ比較すれば良い制度になりましたね、という表現が精一杯褒めた表現でしょうか。裏返せば、ポイント&マネーが最もお得というレートになることはなくなりました。

だって、全額キャッシュより、ポイント&マネーの方がお得ということは、ポイント単価が高い=ポイントを出来るだけ使ったほうがお得ということ。それなら全額ポイント支払いのほうがより一層お得になるって事ですよね。

ポイント単価はどうなのか

事前に言われていた通り、スタンダードルームの必要ポイント上限は据え置きされています。なので、今までどおり、ホテルレートが高い日程で宿泊する場合はポイント単価が1円程度になるような日程も出てきます。

ちなみに、上の例で出したレートは、説明しやすいように綺麗な数字になっている日付を頑張って探してきました。その結果、偶然、とても良いポイント単価な日が選択されています。

閑散期についてはどうでしょうか。事前に、閑散期は今までよりも少ないポイントで宿泊できるようになると発表がありました。実際に、東京近辺のヒルトンで必要ポイント数が少ない日程を探してみました。

ヒルトン東京    54000(28130円++)

コンラッド東京   66000(34300円++)

ヒルトン東京お台場 32000(16150円++)

ヒルトン東京ベイ  29000(12350円++)

ヒルトン小田原   37000(18050円++)

ヒルトン成田    19000(9800円++)

各施設いろいろな日程で(手作業で)検索をかけてみて見つかった最低ポイントです。それぞれに対応するキャッシュのレートも載せてみました。これから感じられることは、ポイント単価が0.5円程度にはなるようにポイント数を設定してくれるんだな、ということですかね。

いろいろ調べてみて、ホテルレートが安いうちはポイント単価が0.5円前後になるように設定、ホテルレートが上がって元々の上限に達したらそこでストップという設定になっている気がします。

プレミアムルームリワード

いままで、ヒルトンのポイント利用では、スタンダードルームが基本でした。それ以上のランクの部屋になると必要ポイント数が一気に跳ね上がる、といったことが平然と行われていましたね。キャッシュだと1000円も違わないような部屋ランクなのに数万ポイント上乗せが必要というのはざらにありました。ダイヤモンド会員向けにとても安いレートが出ていることがあったのも事実ですが・・・

今回の変更から、ほぼ全部屋タイプがまともなポイント単価で泊まれるようになっています。基本的にスイートにしか泊まらない、という人もポイントを利用しやすくなったのではないでしょうか。そういった上位顧客からの声があったんでしょうかね。 

まとめ

ポイント&マネーはあえて利用する価値なし、ポイント利用するなら0.4~0.6円の単価で統一、それより高い単価を出したければ割高な日程で利用するしかないという結果になりましたね。普通に改悪以外の表現が見当たりません・・・

3月1日の時点ではポイント利用するとサービス料が料金に含まれなくなるように設定されていて、5000ポイントだけ利用するのが最も割が良くなるという設定だったのですが、ミスだったようで翌日には修正されてしまいました。残念です。